インプラントとは、失ってしまった天然歯の代わりに人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療です。従来の入れ歯と違ってガタつくことがないため、ご自分の歯と同じように「食べる」「話す」ことができます。
インプラントにすることで、ご自分の歯のように噛み、話をすることができます。健康な歯を痛めずに治療ができるだけでなく、見た目に違和感がないこともメリットです。 歯を失って咀嚼(そしゃく)機能が衰えると、脳卒中や心筋梗塞を発症するリスクが高まるとの報告があるため、しっかり噛めるようになるインプラントは、全身の健康維持にも有効と言えます。
1型糖尿病や心臓病、免疫不全、重度の骨粗しょう症などの疾患がある人、成長過程にある人、妊娠中の人は治療を受けることができません。また、インプラントはあごの骨を削って埋め込むため、あごの骨に問題がある場合や、歯槽神経の位置などによっては適応外となります。
インプラントの耐久年数は、おおむね10年~20年程度です。ただ当院では、30年を超過してインプラントを使用されてる患者様も数多くいらっしゃいます。インプラントの技術とメンテナンスには絶対的な自信を持っております。ただし定期的なメンテナンスや日々のセルフケアを怠ると耐久年数が短くなり、最終的に撤去を余儀なくされますのでご注意ください。インプラント埋入後は患者様のメンテナンスの意識と協力が必須となります。
インプラント手術には、「1回法」と「2回法」の大きく2通りの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。山下歯科医院では、タンパク分解型除菌水を使用することで、腫れにくく・痛みが出にくい治療を行っています。
1Step1/診査診断と治療計画
模型やレントゲンなどによる十分な審査診断を行い、治療計画についての説明を行います。※症例・状態によっては、CT撮影をすることがあります。
2Step2/インプラント手術
歯がない所へインプラントを埋め込んだ後、あごの骨にしっかりと結合するまで4週間~6ヶ月ほど待ちます。※期間は、骨の状態などによって異なります。
3Step3/人工歯の取り付け
噛み合わせの再確認とインプラント周囲の骨のリハビリのために、プラスチック製の仮の歯を作って4週間~数ヶ月程度お使いいただきます。※Step3の処置は、省略する場合もあります。
その後、インプラントの型取りをし、最終的な人工歯を取り付けます。※取り付け方法には、次の3種類があります。
完全に固定する
インプラントのヘッドにセメントを用いて人工歯を接着します。しっかり噛めるだけでなく、ネジ穴がないため噛み合わせが作りやすく、見た目も綺麗です。
ネジで止める
インプラントのヘッドと人工歯をネジで止めます。定期検診時に外すことで、インプラントと歯肉を清潔に保つことができます。
入れ歯にする
インプラントのヘッドに棒状、球状、磁性の維持装置を取り付け、入れ歯を固定して外れにくくします。
インプラントは技術や経験が求められる治療のため、ドクターの技術の差が予後に大きく影響します。治療を受ける際には、インプラントのデメリットを補うだけの技術や知識を備えているか、事前に確認することが大切です。また、治療後は歯周病の発症リスクが高まるため、歯周病に対する造詣が深いドクターを選ぶと良いでしょう。山下歯科医院では、歯周病に対する術前の処置、手術前の口腔内殺菌を徹底しています。
インプラントは、自費治療です。 1本:300,000〜330,000円(税込) ※使用する材質などによって変わります。 骨造成をした場合使用量などにより30,000〜100,000円追加費用が発生する場合が御座います。 骨造成(欠損の程度による):100,000円程度(税込) ※同一年度2,000,000円までの治療費は、医療費控除の対象になります。
藤が丘地域にお住いの方で口腔内のことでお困りでしたらご相談ください。